こんにちは!くらすONEスタッフの新居です♪
来月頃から梅雨のシーズンになりますね☔
本日は、くらすONEで土地を購入して家づくりをはじめる際に
知っておきたい、床下と小屋裏の湿気対策についてご紹介します!
床下から始まる被害を防ぐ
シロアリや腐朽菌の被害のほとんどは、床下から始まります。
これらの被害は、床下に生活用水の水漏れが起きたり、地面からの湿気に床下が
さらされたりするのが多くの原因となっています。
また、床下に用いられた補強の竹の金物にも、結露が発生します。
じつは、これが土台や柱を傷める原因の一つになっているのです。
高床で床下が開放的だった昔の家と比べて、現代の家の床下は湿気を防ぐには不利なつくりといえます。
とくに水まわりが集中する家の北側は、日当たりが悪く乾燥しにくいため
湿気が集まりやすくなっています。隣家との距離が近く、ブロックなどの塀が迫っていると
通風がほとんど期待できず、基礎に換気口を設けていても、思うように湿気が出ていかないこともよくあります。
このため、設計段階で基礎や床下に防湿措置をとりたいところです。
床下の防湿対策には、基礎の下前面に防湿シートを敷き込んだり、床下全面にコンクリートを打設したりする方法があります。
さらに床下点検や配管の点検が容易に行えるよう、床下点検口を適所に設けることも重要なポイントです。
小屋裏換気口が必要な理由
「小屋裏」とは、一戸建ての屋根裏にできる空間のことを指します。
このの小屋裏の空気は比較的よく乾いており、木材を腐らせることはあまりありませんが、
必ず「小屋裏換気口」が設けられています。
その理由はふたつあります。
ひとつは、夏の小屋裏温度の上昇を緩和させるためです。
屋根面に受けた熱射は、そのままに小屋裏に伝わるので、相当な高温になります。
換気口からこの熱を逃がし、小屋裏の温度を外気温程度に下げるのが目的です。
もうひとつは、冬の結露防止のためです。
暖房した室内の暖かく湿った空気が小屋裏に流れ込むと、冷えた空気に触れて
結露を起こすことがあります。
これを早く乾かすことと、外気温に近づけることで屋根材の裏面の結露を防止するのが目的です。
また、万が一屋根に雨漏りが起こったときに、濡れた小屋裏の部材が
長く湿ったままになることを防ぐ目的もあります。
小屋裏も点検がおこなえるよう、天井からの出入り口を確保しておきたいところです。
設計時に検討するようにしましょう。